Procreate® ハンドブック

照明スタジオ

作成したモデルを世界に発信する前に、最後の仕上げをしましょう。3D ペイントには、シンプルながら強力な照明スタジオが付属しています。このスタジオを使って照明を設定し、モデルを理想的な環境に配置することができます。

照明スタジオは、3D ペイントでの作業中にのみ開始できます。アクション > 3D > 照明と環境を編集 をタップします。モデルがグリッド付きの平面に置かれ、上部には 2 つの白色光があります。

ここから、既存の照明を調整したり、光源を最大 4 つに増やしたり、11 種の環境から任意の環境を選んだりして、3D 作品の照明を設定することができます。

3D ペイントと同じジェスチャを使って、照明スタジオ内でモデルを移動、ズーム、回転できます。

3D ペイントでのジェスチャの機能については、このハンドブックの「3D ペイント」セクションの「インターフェイスとジェスチャ」にある「ジェスチャ」を参照してください。

インターフェイス

以下に示すボタンを使って、照明スタジオで利用できるすべての機能にアクセスできます。

キャンセル

照明を追加せずに 3D ペイントに戻るには、“キャンセル” をタップします。

照明を追加

“照明を追加” をタップすると、光源を最大 4 つに増やすことができます。

環境

“環境” をタップすると、環境パネルにアクセスして、3D ペイントを表示するシーンに照明を当てることができます。屋内外の 11 種類のプリセット環境にアクセスできるほか、露出を調整したり、背景を完全に除去したりすることもできます。

完了

照明設定を保存して 3D ペイントに戻るには、“完了” をタップします。

基準

基準コンパニオンにより、照明スタジオでは 2D および 3D でアートワークを確認することができます。ただし、照明スタジオでのオブジェクトに対する変更は、基準コンパニオンの 3D ビューにのみ反映されます。

基準コンパニオンの動作の詳細については、このハンドブックの「3D」セクションにある「インターフェイスとジェスチャ」を参照してください。

照明

光源を追加し、色相、彩度、強度を調整して、3D ペイントを輝かせましょう。

光源

照明スタジオでは、光源はキューブで表現されます。

光源は、タップして押さえたままドラッグすることによって移動できます。光源を移動しながら、照明がモデルに与える効果を確認できます。

照明の “色相”、“彩度”、“強度” の “削除” や調整を行うには、光源をタップして照明設定パネルを表示します。

色相

“色相” スライダを使って色相スペクトルを 360 度どこにでも移動し、モデルを照らす光源の色を変更できます。

注意: 色相を機能させるには、何パーセントかの “彩度” が必要です。

彩度

“彩度” では、光源が生成する “色相” やカラーの強度をコントロールします。0% では色相のカラーが無色 (白) になり、“最大” では 100% の彩度になります。

強度

“強度” では、光源の光の強度をコントロールします。調光スイッチのように機能し、0% では照明なし (黒) になり、“最大” では光の強度が 100% になります。

削除

“削除” を選択すると、光源のキューブが照明スタジオから削除されます。

複製

“複製” を選択すると、光源の正確なコピーが作成されます。

注意: 複製を使って照明スタジオに一度に作成できる光源の数は最大 4 つです。

環境

屋内外の 11 種の環境のいずれかにオブジェクトを配置できます。環境の選択は照明を当てる前でも後でも行えます。

オブジェクトを配置する部屋などの環境を考えてみましょう。屋内、屋外、夜間、日中といったさまざまな環境があります。環境はシーンを照らし、モデルへの反射に影響を与えます。また、環境に照明をさらに追加することもできます。

環境を表示

“環境を表示” では、照明スタジオの黒のニュートラルな空間を表示するか、選択した環境をぼかして表示するかを切り替えられます。

トグルをタップすると、環境のオフとオンが切り替わります。

露出

“露出” は、写真におけるシャッタースピードと絞りの調整を再現したものです。露出を上げると取り込む光が増え、下げると減ります。

照明スタジオでは、0% から 500% のスライダを使って露出を設定できます。0% は完全な暗闇を表し、500% は極端に明るい露出を表します。

環境

“環境” の 11 のシーンでは、屋内外のいろいろな時間帯における環境光のさまざまな条件を再現しています。次のシーンがあります。

  • スタジオ
  • Savage
  • オーディトリアム
  • 都会
  • ナイトライフ 
- ポートサイド
  • インダストリアル
  • 日の出
  • ビーチ
  • 日中

背景の環境は見えませんが、モデルへの反射で環境をはっきり確認できます。また、さまざまな環境を切り替えることで、照明条件の違いを確認することもできます。

さまざまな環境を試してみて、作成した 3D ペイントに最適な環境を見つけてください。

プロの技

各環境の作成に使用された元のソース素材を見るには、非常に反射しやすいオブジェクトに 3D ペイントします。そのオブジェクトを照明スタジオで表示してズームインし、各環境を切り替えます。