インターフェイス
Procreate のスリム化されたインターフェイスについて。
インターフェイスの配置
アートワークに集中できるよう設計された Procreate の「ミニマル」インターフェイスは、3 つの部分から構成されています。
ペイントツール (右上)
右上のメニューバーには、作業を始めるために必要なツールが並んでいます。ペイント、ぼかし、消しゴム、アートワークレイヤーの作成、色選択のための 5 つのツールです。
ペイント
滑らかな使い心地の数百に及ぶ多彩なブラシを使って、スケッチ、インク入れ、色塗りなどを行えます。ブラシのライブラリの管理、カスタムブラシのインポート、自作のブラシの共有なども可能です。
ぼかし
多彩なブラシのライブラリを使って、アートワークのブレンドや色の混ぜ合わせなど幅広い効果を得られます。
消しゴム
ミスの修正や微調整に使用します。ブラシのライブラリに移動して、作品のスタイルに合った消しゴムを選択してください。
レイヤー
レイヤーを使用すると、作成済みの個所を変更することなく、オブジェクトを重ねて描くことができます。また、独立したエレメントの移動、編集、カラー変更、削除にもレイヤー機能を使用します。
カラー
創作に使用するカラーの選択、調整、ハーモニーに使用します。作業手順に合ったさまざまなインターフェイスのオプションが用意されています。パレットの保存、インポート、共有や、アートワークへのカラーのドラッグアンドドロップも可能です。
サイドバー (左)
各種設定変更のための機能は、画面左側のツールバーから選択できます。スライダはブラシのサイズや不透明度を調整するときに使用します。取り消し、やり直し、修正ボタンは、作業中に空いている手を使って操作できます。
ブラシサイズ
ブラシストロークの幅を太くするには、上側のスライダを上方向にスライドします。ブラシを細くして、より細い線を描くには、上側のスライダを下方向にスライドします。
ブラシサイズを一度に大きく変更したい場合、スライダ内のいずれかの場所をタップすると、そのサイズにジャンプします。
より繊細な調整が必要な場合は、スライダをタップしたまま指を横にドラッグします。その指を離さずに上下にドラッグしてください。スライダから離れるほど、より小さな刻みでサイズを変更できます。
修正ボタン
サイドバーの正方形の修正ボタンをタップすると、スポイトが表示されます。スポイトによりアートワークから直接色を選択できます。欲しい色の部分にスポイトをスライドさせ、指を離すとその色が選択されます。
修正ボタンをタップしたまま、アートワーク上の任意の場所をタップしても同様に選択できます。
修正ボタンを他のツールを起動するよう再設定して、自分だけのカスタマイズされたショートカットを作成することも可能です。詳細は、「ジェスチャコントロール」を参照してください。
ブラシの不透明度
ブラシの不透明度を、透明と不透明の間で増減させるには、下側のスライダを上下にドラッグします。より繊細な調整が必要な場合は、スライダをタップしたまま指を横にドラッグします。その指を離さずに上下にドラッグしてください。スライダから離れるほど、より小さな刻みでサイズを変更できます。
取り消す / やり直す矢印
最後の操作を取り消すには、上側の矢印をタップします。やり直すには、下側の矢印をタップします。インターフェイス上部に、取り消すまたはやり直す操作が表示されます。最大 250 回の操作を取り消すことができます。
複数の操作をすばやく取り消す / やり直すには、対応する矢印をタップしたままにします。
高度な機能 (左上)
左上のメニューには、作品に複雑な調整を加えるときに必要な機能がすべて集められています。
ギャラリー
ギャラリーとは、アートワークを管理する場所です。新規キャンバスの作成、イメージのインポート、世界中のユーザとの作品の共有などが可能です。
アクション
アクションメニューからは、キャンバスやキャンバス内の任意のエレメントの挿入、共有、調整に必要な、実用的な機能のすべてにアクセスできます。 また、作業がはかどるようにインターフェイスを調整したり、タッチの設定を変更したりすることも可能です。
調整
調整メニューを使用すると、作品の最終仕上げに欠かせないプロ仕様のイメージ効果を適用できます。グラデーションマップをはじめとする複雑なカラー調整をすばやく行えます。ぼかし、シャープ、ノイズ、クローンや、奇抜な効果が得られるゆがみなどでイメージを調整します。ブルーム、グリッチ、ハーフトーン、色収差などの特殊効果も試してください。
選択
選択メニューでは、多彩な用途を持つ 4 つの選択方法で、イメージ内の任意の部分を分離できます。作品の修正方法をさらに精密に制御する高度なオプションも幅広く用意されています。
変形
変形メニューを使用すると、伸ばしたり移動したりする操作により、イメージをすばやく簡単に編集できます。単純な拡大縮小から、多目的のワープメッシュまで、複雑なイメージ操作を簡単に行えます。
インターフェイスのカスタマイズ
Procreate のインターフェイスは、お好みのスタイルにカスタマイズできます。
ダーク / ライトインターフェイス
Procreate のインターフェイスには 2 つの表示モードがあります。
"ダークモード" を選択すると、アートワークに集中するための目立たない黒色のインターフェイスが表示されます。高コントラストの "ライトモード" は、明るい環境での作業に適しています。
"ライトモード" に切り換えるには、アクション > 環境設定 > ライトインターフェイス をタップします。
左 / 右側サイドバー
サイドバーは、右手で描きながら左手ですぐにアクセスできるよう設計されています。
"右利きインターフェイス" 設定は、キャンバスの逆側にサイドバーを置きたいユーザ向けの設定です。
サイドバーの位置を切り換えるには、アクション > 環境設定 > 右利きインターフェイス をタップします。
可動サイドバー
サイドバーの高さは調整できます。
修正ボタンの位置でインターフェイスの縁から内側へ指をドラッグします。サイドバーがキャンバスの縁から引き出されます。そのまま上下にドラッグして指を離せば、一番使いやすい位置にサイドバーを配置できます。
この操作は、左利きインターフェイス、右利きインターフェイスのどちらのモードでも同じです。

ブラシカーソル
描く前にブラシの形が表示されます。
ブラシカーソルをオンにすると、キャンバスにタッチするたびにブラシの輪郭形状が表示されるので、描画されるストロークの形を確認できます。
ブラシカーソルのオン / オフを切り換えるには、アクション > 環境設定 > ブラシカーソル をタップします。
インターフェイスを隠す
とにかく邪魔されずにブラシ 1 本で作業したい。
創作に集中できるよう、インターフェイスには引っ込んでいてもらいたい。そんなときは、画面を 4 本の指でタップすればフルスクリーンモードに切り換わります。インターフェイスが画面外に引き込まれ、キャンバスをはっきり見渡せるようになります。
インターフェイスを再表示するには、もう一度 4 本の指でタップするか、左上隅のフルスクリーンインジケータをタップします。
フルスクリーンモードでインターフェイスが隠れているとき、最も頻繁に使うツールをジェスチャで起動できます。
プロジェクトのキャンバス
Procreate では、全体像を見ながらディテールの作業を進めることができます。
ケーブルまたは AirPlay によって接続した 2 台目のディスプレイに、キャンバスのみをフルスクリーンで表示できます。この画面ではインターフェイス、ズーム設定、その他の不要な操作に煩わされません。
作品を 2 番目の画面に表示するには、アクション > 環境設定 > プロジェクトのキャンバス をタップします。