Procreate® ハンドブック

グリッチ

さまざまなグリッチ風の効果をイメージに加えることができます。

アーティファクト、ウェーブ、シグナル、ダイバージの 4 種類のグリッチ効果をアートワークに追加し、これらの効果がどのように相互作用するかを制御します。

“グリッチ” フィルタは、アートワークでグリッチとゆがみを再現するように設計されています。これには、さまざまなアナログ映像やデジタル映像にヒントを得たグリッチが含まれます。

調整 > グリッチ をタップし、レイヤーまたはPencilをタップして、“グリッチ” インターフェイスを呼び出します。

Procreate のグリッチフィルタには、次の 4 種類の効果があります。

アーティファクト

アーティファクトは、散乱する横方向の線とずれたブロックで構成されるグリッチ効果を加えます。

ウェーブ

ウェーブは、ゆがんだ波のような効果で構成されるグリッチ効果を加えます。

シグナル

シグナルは、つながった横方向の線と、散乱したブロックにわずかなイメージのずれを組み合わせた効果で構成されるグリッチ効果を加えます。

ダイバージ

ダイバージは、ずれた横方向の線に色収差を組み合わせた効果で構成されるグリッチ効果を加えます。

アーティファクト

デジタルベースのアーティファクトグリッチ効果をアートワークに適用します。

アーティファクトは、デジタルベースの映像や画像が破損や不調を起こしたときに発生するアーティファクトを視覚的に再現します。“アーティファクト” をうまく使うと、軽い横方向のノイズのようなグリッチ効果が得られます。極端なレベルでは、ブロックベースの吹雪のような効果が得られます。

タッチコントロール

アーティファクトグリッチ効果の量を変更するには、左右にスライドします。

キャンバスの上部に、グリッチというラベルの付いたバーが表示されます。このバーには、イメージに適用されているアーティファクト効果のパーセンテージが表示されます。

初期状態ではグリッチ 0% に設定されています。指を右にドラッグすると効果の量が増え、左にスライドすると量が減ります。

インターフェイス

アーティファクトでは、“強度”、“ブロックのサイズ”、“拡大 / 縮小” のコントロールを使用して、追加するグリッチの量を微調整することができます。

すべてのコントロールをゼロに設定し、グリッチ量を 100% アーティファクト に設定した場合、横方向に散らばった細い線が生成されます。強度とブロックのサイズのコントロールでは、ランダムにずれたブロックを効果に加えます。

強度

強度スライダでは、アーティファクト効果に加えるずれたブロックの量を “なし” から “最大” の範囲で制御します。

ブロックのサイズ

ブロックのサイズスライダでは、効果に適用するブロックのサイズを制御します。

拡大 / 縮小

拡大 / 縮小スライダでは、効果に適用するブロックと横方向の線のサイズを制御します。

アーティファクトがどのように機能するかを視覚的に理解するには、グリッチの量を 100% までスライドさせます。次に、“強度”、“ブロックのサイズ”、“拡大 / 縮小” の各スライダを左右に動かします。

ウェーブ

アナログ風のウェーブグリッチ効果をアートワークに適用します。

“ウェーブ” は、アナログベースの映像信号が正しく調整されていないときに発生する波を視覚的に再現します。ウェーブをうまく使うと、軽く横方向にずれたイメージベースのグリッチ効果が得られます。極端なレベルでは、イメージ全体にわたってラスタのような横方向の走査線が追加されます。

タッチコントロール

ウェーブグリッチ効果の量を変更するには、左右にスライドします。

キャンバスの上部に、グリッチというラベルの付いたバーが表示されます。このバーには、イメージに適用されているウェーブ効果のパーセンテージが表示されます。

初期状態ではグリッチ 0% に設定されています。指を右にドラッグすると効果の量が増え、左にスライドすると量が減ります。

インターフェイス

“ウェーブ” では、“振幅”、“頻度”、“拡大 / 縮小” のコントロールを使用して、追加するグリッチの量を微調整することができます。

すべてのコントロールをゼロに設定し、グリッチ量を “100% ウェーブ” に設定した場合、何の効果も生じません。“振幅” または “頻度” が “なし” に設定されている場合も、効果は生じません。ウェーブ効果を有効にするには、グリッチ %、振幅、頻度を一定量適用する必要があります。

振幅

振幅スライダでは、ウェーブ効果に適用する横方向のずれの量を制御します。

頻度

頻度スライダでは、ウェーブ効果に適用する縦方向のずれの量を制御します。

拡大 / 縮小

拡大 / 縮小スライダでは、効果に適用する横方向のストライプのサイズを制御します。

シグナル

アナログ風のシグナルグリッチ効果をアートワークに適用します。

“シグナル” は、アナログベースの映像信号が干渉を受けたときに発生するラスタ線を視覚的に再現します。シグナルをうまく使うと、軽いノイズとイメージのずれによるグリッチ効果が得られます。極端なレベルでは、ラスタのような横方向の走査線と、単色のブロックや色付きのブロックとを組み合わせた効果が得られます。

タッチコントロール

シグナルグリッチ効果の量を変更するには、左右にスライドします。

キャンバスの上部に、“グリッチ” というラベルの付いたバーが表示されます。このバーには、イメージに適用されているシグナル効果のパーセンテージが表示されます。

初期状態では “グリッチ 0%” に設定されています。指を右にドラッグすると効果の量が増え、左にスライドすると量が減ります。

インターフェイス

シグナルでは、“強度”、“ブロックのサイズ”、“拡大 / 縮小” のコントロールを使用して、追加するグリッチの量を微調整することができます。

すべてのコントロールをゼロに設定し、グリッチ量を “100% シグナル” に設定した場合、何の効果も生じません。

強度

強度スライダでは、シグナル効果に適用する横方向の線を “なし” から “最大” の範囲で制御します。

ブロックのサイズ

ブロックのサイズスライダでは、効果に適用するブロックのサイズを制御します。

拡大 / 縮小

拡大 / 縮小スライダでは、効果に適用するブロックと横方向の線のサイズを制御します。

シグナルがどのように機能するかを視覚的に理解するには、グリッチの量を 100% までスライドさせます。次に、“強度”、“ブロックのサイズ”、“拡大 / 縮小” の各スライダを左右に動かします。

ダイバージ

デジタルスタイルのアーティファクトと色収差のグリッチ効果をアートワークに適用します。

“ダイバージ” は、デジタルベースのビデオグリッチを視覚的に再現します。ダイバージをうまく使うと、細い走査線が入った軽い色収差効果が得られます。極端なレベルでは、大きなブロックと走査線が入った劇的な色収差効果が得られます。

タッチコントロール

“ダイバージ” グリッチ効果の量を変更するには、左右にスライドします。

キャンバスの上部に、グリッチというラベルの付いたバーが表示されます。このバーには、イメージに適用されているダイバージ効果のパーセンテージが表示されます。

初期状態では “グリッチ 0%” に設定されています。指を右にドラッグすると効果の量が増え、左にスライドすると量が減ります。

インターフェイス

インターフェイスの “レッドシフト”、“グリーンシフト”、“ブルーシフト”、“拡大 / 縮小” のコントロールを使って、追加するグリッチの量を微調整することができます。

すべてのコントロールをゼロに設定し、グリッチ量を “100% ダイバージ” に設定した場合、何の効果も生じません。

レッドシフト

レッドシフトスライダでは、赤い平面が RGB イメージ内で斜めに移動する量を制御します。量が正の場合は、右斜め下に移動します。量が負の場合は、左斜め上に移動します。

グリーンシフト

グリーンシフトスライダは、緑の平面が RGB イメージ内で斜めに移動する量を制御します。量が正の場合は、右斜め上に移動します。量が負の場合は、左斜め下に移動します。

またグリーンシフトでは、イメージ内でブロックと横方向の線がどれだけずれるかも制御します。

ブルーシフト

ブルーシフトスライダでは、青い平面が RGB イメージ内で垂直に移動する量を制御します。量が正の場合は、下に移動します。負の場合は、上に移動します。

拡大 / 縮小

拡大 / 縮小スライダでは、効果に適用するブロックと横方向の線のサイズを制御します。

ダイバージがどのように機能するかを視覚的に理解するには、グリッチの量を 100% にスライドさせます。次に、“レッドシフト”、“グリーンシフト”、“ブルーシフト”、“拡大 / 縮小” の各スライダを左右に動かします。

変更の確定

ワンタッチですべての変更を確定することができます。

変更を確定して調整を終了するには、“調整” アイコンをもう一度タップします。

変更を確定して “グリッチ” を表示したままにするには、キャンバスをタップして 調整アクション を呼び出し、“適用” をタップします。