当社では誰もがクリエイティブで、それこそが私たち人間がたらしめているもの。しかし、なぜ人は創作に駆り立てられるのでしょうか。Procreateの新しいビデオシリーズ「Human Made」では、世界中のアーティストへの密着インタビューを通して、この魅力的な問いに迫ります。クリエイティブという名の幕の裏側を覗いてみましょう。
本シリーズの幕開けを飾るのは、オーストラリアのアニメーターであり教育者でもあるAlex Grigg氏。同氏は、アイデアを思いつく喜びと2Dアニメによって命を吹き込む方法を示し、人々にひらめきを与えたいと語ります。最新のツールを使えば、「誰でも部屋の中で長編映画を作れる」というのが同氏の考えです。教育への献身的な愛情を胸に、自身が作るよりも面白い作品が生まれるよう人々にひらめきを与えることを目指しています。
日本で出会ったのは、イラストレーター、キャラクターデザイナー、アーティストの3役をこなすAcky Bright氏。その願いはただひとつ、「永遠に絵を描き続ける」こと。同氏は、洋の東西を問わずさまざまな観衆に向けてアートを創作する自身のアプローチや、日々の創作活動で味わう喜び、アートを通して他者に幸せを届けることへの情熱について話します。
Daan Noppen氏は、オランダを拠点とするビジュアルアーティストでありファインアーティスト。自身の創作活動における苦悩についての秘話は、心に響き、共感を呼ぶものです。アナログとデジタルのスタイルをアート作品に落とし込むための実践的なインサイトを紹介しています。同氏にとって、アーティストとして新たに得られた自由は「革新的」だといいます。
オーストラリアの動画制作スタジオである21-19では、ブランディングストーリーの表現にアニメーションを取り入れています。商業目的でProcreate Dreamsをいち早く導入した同社は、映像にアニメを直接被せる方法を模索しました。アプリから即座に返されるフィードバックに感銘を受けた体験を、「快適」と表現します。いかにアニメが視聴者の反応を引き出すかについての同社のインサイトはとても魅力的で、どのレベルのアニメーターにとっても有益なものです。
世界中を旅しながら仕事をするフリーランスのアニメーター兼イラストレーターのHavtza氏は、フリーランスの「フリー」をさらにレベルアップさせています。東京とProcreateの本拠地であるオーストラリア・ホバートでの撮影を通じて同氏に密着し、新しい場所を探検することがいかにその創作活動にとって重要な要素かを探ります。完全な独学で学ぶ同氏には、「自分なりの方法」があるといいます。それによって独自のスタイルを確立し、14歳の頃から夢見ていたキャリアを手に入れました。
Nick Liefhebber氏は、そのカラフルなイラストによって同世代の作家たちとは一線を画す存在です。デザインとアートの中間に位置する独創的な作品は、今や世界中の顧客やブランドから引く手あまた。版画の影響を強く受け、シェイプやパターンをベースに独自のProcreateブラシを作成する同氏は、「最も楽しいのはブラシの作成」と嬉しそうに認めます。
ポーランド生まれのイラストレーターであるKika Klat氏が目指すのは、「メインストリームの文化の中でもっと見かけるようになりたい体型や人々を表現する」こと。大胆でエネルギッシュなスタイルと個性がマッチする同氏のイラストやデザインへの包摂的なアプローチは、幅広いブランドで成功を収めています。Procreateのファンを自認するそのイラストに対するインサイトは、楽しくも刺激的です。
子どもの頃に鉛筆を手にして絵を描き始めた寺田克也氏。それ以来鉛筆を手放したことはありません。『ゼルダの伝説』、『Blood: The Last Vampire』、『ヘルボーイ』など、数々のプロジェクトにおいて漫画やキャラクターのデザインを担当しキャリアを積んできた同氏の影響は、あらゆる世代に及んでいます。この貴重なインタビューでは、世界中のアーティストにひらめきを与える寺田氏が、誰からひらめきを得たのかを探ります。また、60代になった今もなお、挑戦は始まったばかりで、もっと学ぶべきことがあると感じている理由についても伺っています。
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